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人気作家ランキングのトップ常連の宮部みゆきさん。
ミステリーから時代物まで、読み始めたら止まらないスピード感とエンタメ性が特徴的です。
今回はそんな宮部みゆきの作品をあまり読んだことがない初心者向けに、ランキング形式で10作おすすめしたいと思います。
ランキング作成方法については、より一般的になるよう「宮部みゆき ランキング」で調べて出てくる10サイトのTOP10を集計しました。
各サイトで1位の作品に10Pt、2位は9Pt、…、10位は1Ptとポイントを付与し、合計ポイントの多い順にランキング化しています。(詳細は後述)
なお、東野圭吾、伊坂幸太郎、湊かなえ、池井戸潤、村上春樹、星新一、有川浩でも同様のランキングを作成していますので、よければご覧ください!
宮部みゆきおすすめランキング|10位(16Pt)『蒲生邸事件』(1996年)
1994年2月26日未明、予備校受験のために上京した浪人生の孝史は宿泊中のホテルで火事に遭遇する。目の前に現れた時間旅行の能力を持つという男と共に何とか現場から逃れるも、気づくとそこはなぜか雪降りしきる昭和11年の帝都・東京。ホテルではなく、陸軍大将蒲生憲之の屋敷だった。
- 日本SF大賞受賞の長篇大作
- タイムトリップする主人公とともに「今を生きる」意味を考えさせられる
- 人は歴史を変えることができるかという大きなテーマに挑む
▼映像作品
現在なし
宮部みゆきおすすめランキング|9位(16Pt)『おそろし 三島屋変調百物語事始』(2008年)
17歳のおちかは、実家で起きたある事件をきっかけに心を閉ざした。今は江戸で袋物屋・三島屋を営む叔父夫婦の元で暮らしている。三島屋を訪れる人々の不思議話が、おちかの心を溶かし始める。百物語、開幕!
- 「三島屋変調百物語」シリーズ第1作
- 現代でも通じる日本人の持つ価値観、兄弟間の愛憎、殺人の原因にもなった親方の娘に対する恋愛感情が巧みに描かれる
- 時代物でファンタジーという宮部みゆきさんらしい作品
▼映像作品
現在なし
宮部みゆきおすすめランキング|8位(18Pt)『龍は眠る』(1991年)
嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ……宮部みゆきのブロックバスター。
- 第45回日本推理作家協会賞(長編部門)
- 現実社会の描写が特殊な能力を持つ人々の神秘性を一層高めている
- 登場人物の孤独と優しさに共鳴して、その人物の魅力が読者の心に深く伝わってくる
▼映像作品
現在なし
宮部みゆきおすすめランキング|7位(19Pt)『ぼんくら』(2000年)
「殺し屋が来て、兄さんを殺してしまったんです」――江戸・深川の鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺された。その後、評判の良かった差配人が姿を消し、三つの家族も次々と失踪してしまった。いったい、この長屋には何が起きているのか。ぼんくらな同心・平四郎が動き始めた。著者渾身の長編時代ミステリー。
- 「ぼんくら」シリーズ第1作
- ささいな事件から殺人まで、全ての事件がひとつにつながってゆく
- 文体が柔らかく、登場人物や風景描写が優しさに包まれている
▼映像作品
現在なし
宮部みゆきおすすめランキング|6位(25Pt)『レベル7』(1990年)
レベル7まで行ったら戻れない――謎の言葉を残して失踪した女子高生。記憶を全て失って目覚めた若い男女の腕に浮かび上がった「Level7」の文字。少女の行方を探すカウンセラーと自分たちが何者なのかを調べる二人。二つの追跡行はやがて交錯し、思いもかけない凶悪な殺人事件へと導いていく。ツイストに次ぐツイスト、緊迫の四日間。ミステリー・サスペンスの最高峰、著者初期の傑作。
- 2分割された内容がの意味が最後に通じる
- 世離れしているが、なぜかありそうな設定
- 真相が明らかにされていく夜のシーンでは、その「夜」の冷たさ、不気味さ、風の匂いまでが五感をくすぐる
▼映像作品
現在なし
宮部みゆきおすすめランキング|5位(33Pt)『ソロモンの偽証』(2012年)
クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。彼の死を悼む声は小さかった。けど、噂は強力で、気がつけばあたしたちみんな、それに加担していた。そして、その悪意ある風評は、目撃者を名乗る、匿名の告発状を産み落とした―。新たな殺人計画。マスコミの過剰な報道。狂おしい嫉妬による異常行動。そして犠牲者が一人、また一人。学校は汚された。ことごとく無力な大人たちにはもう、任せておけない。学校に仕掛けられた史上最強のミステリー。
- 登場人物の一人一人が丁寧に描かれていて、まるで、クラスの一員として事件に関わっているような錯覚に陥る
- 心理描写が細かく、人間の汚い部分や良い部分がリアルに表現されている
- 中学生の心理がなんでそんなにわかるんだろうと思わせられる
▼映像作品
- 映画
出演: 藤野涼子, 板垣瑞生, 石井杏奈, 清水尋也, 前田航基
- ドラマ
出演: キム・ヒョンス, チャン・ドンユン, ソ・ジフン, ソ・ヨンジュ, シン・セフィ
宮部みゆきおすすめランキング|4位(38Pt)『ブレイブ・ストーリー』(2003年)
小学五年生の亘は、成績はそこそこで、テレビゲームが好きな男の子。大きな団地に住み、ともに新設校に通う親友のカッちゃんがいる。街では、建設途中のビルに幽霊が出るという噂が広がっていた。そんなある日、帰宅した亘に、父は「この家を出てゆく」という意外な言葉をぶつける。不意に持ち上がった両親の離婚話。これまでの平穏な毎日を取り戻すべく、亘はビルの扉から、広大な異世界―幻界へと旅立った!
- 著者のゲーム好きが存分に発揮されたRPGの原作風の作品
- いつのまにか亘の気持ちと自分の気持ちが一緒になって、理不尽なことに悲しんだり絶望したり、そのうち不思議な幻界での冒険に一緒に入っていける
- 主人公が強くたくましく成長する姿に、涙する
▼映像作品
声優: 松たか子, 大泉洋, 常盤貴子
宮部みゆきおすすめランキング|3位(54Pt)『模倣犯』(2001年)
墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかった―。未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代ミステリの金字塔、いよいよ開幕。
- 第55回毎日出版文化賞特別賞受賞、第5回司馬遼太郎賞受賞、第52回芸術選奨文部科学大臣賞受賞
- 「模倣犯」と言うタイトルの意味が最後になってわかる
- 人間の悪意の深い淵の底を覗き込むような気持ちにさせられる
▼映像作品
出演: 中居正広, 藤井隆, 津田寛治, 木村佳乃, 山崎努
宮部みゆきおすすめランキング|2位(55Pt)『理由』(1998年)
東京都荒川区の超高層マンションで起きた凄惨な殺人事件。殺されたのは「誰」で「誰」が殺人者だったのか。そもそも事件はなぜ起こったのか。事件の前には何があり、後には何が残ったのか。ノンフィクションの手法を使って心の闇を抉る宮部みゆきの最高傑作
- 第120回直木三十五賞受賞、第17回日本冒険小説協会大賞国内部門大賞受賞
- 前半の伏線が最後にはみんな収斂して結末を迎える
- 人物描写が細かく丁寧で、読みやすい文体
▼映像作品
出演: 村田雄浩, 岸部一徳, 大和田伸也
宮部みゆきおすすめランキング|1位(89Pt)『火車』(1992年)
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。
- 第6回(1993年)山本周五郎賞受賞
- サラ金地獄が社会問題になった背景に説得力があり、犯人の陥った精神的な世界が、自然に理解できる
- 著者の優しい人柄が、本間刑事の言葉によく表れている
▼映像作品
出演:イ・ソンギュン、キム・ミニ、チョ・ソンハ
宮部みゆきの映画化作品おすすめランキングTOP5
宮部みゆき作品の中で、映画化されているものだけ抜き出してランキングにしてみました。
順位の付け方は、全体ランキングTOP10と同じで、TOP10サイトを集計しています。
宮部みゆきの映画化作品おすすめランキング|5位(33Pt)『ソロモンの偽証』(2012年)
- 原作
- 映画
出演: 藤野涼子, 板垣瑞生, 石井杏奈, 清水尋也, 前田航基
宮部みゆきの映画化作品おすすめランキング|4位(38Pt)『ブレイブ・ストーリー』(2003年)
- 原作
- 映画
声優: 松たか子, 大泉洋, 常盤貴子
宮部みゆきの映画化作品おすすめランキング|3位(54Pt)『模倣犯』(2001年)
- 原作
- 映画
出演: 中居正広, 藤井隆, 津田寛治, 木村佳乃, 山崎努
宮部みゆきの映画化作品おすすめランキング|2位(55Pt)『理由』(1998年)
- 原作
- 映画
出演: 村田雄浩, 岸部一徳, 大和田伸也
宮部みゆきの映画化作品おすすめランキング|1位(89Pt)『火車』(1992年)
- 原作
- 映画
出演:イ・ソンギュン、キム・ミニ、チョ・ソンハ
宮部みゆきのドラマ化作品おすすめランキングTOP5
宮部みゆき作品の中で、連続ドラマ化されているものだけ抜き出してランキングにしてみました。
順位の付け方は、全体ランキングTOP10と同じで、TOP10サイトを集計しています。
宮部みゆきのドラマ化作品おすすめランキング|5位(6Pt)『ペテロの葬列』(2013年)
- 原作
- ドラマ
出演: 小泉孝太郎, 長谷川京子, 国仲涼子
宮部みゆきのドラマ化作品おすすめランキング|4位(8Pt)『名もなき毒』(2006年)
- 原作
- ドラマ
出演: 小泉孝太郎, 深田恭子, 真矢みき
宮部みゆきのドラマ化作品おすすめランキング|3位(10Pt)『楽園』(2007年)
- 原作
- ドラマ
出演: 仲間由紀恵, 黒木瞳, 夏帆, 小林薫
宮部みゆきのドラマ化作品おすすめランキング|2位(12Pt)『ステップファザー・ステップ』(1993年)
- 原作
- ドラマ
出演: 上川隆也, 小西真奈美, 平山あや, 渋谷龍生
宮部みゆきのドラマ化作品おすすめランキング|1位(33Pt)『ソロモンの偽証』(2012年)
- 原作
- ドラマ
出演: キム・ヒョンス, チャン・ドンユン, ソ・ジフン, ソ・ヨンジュ, シン・セフィ
宮部みゆきおすすめランキング1位~36位まとめ
以下に、参考までにTOP10ランキング作成時に作った位までのランキング表を掲載しておきます。
タイトルのリンクはAmazonの各作品ページにつながっています。
ドラマや映画がある場合はそちらのリンクも付けています。
順位 | 作品名 | ポイント | 発行年 |
1 | 火車(映画) | 89 | 1992 |
2 | 理由(映画) | 55 | 1998 |
3 | 模倣犯(映画) | 54 | 2001 |
4 | ブレイブ・ストーリー(映画) | 38 | 2003 |
5 | ソロモンの偽証(映画・ドラマ) | 33 | 2012 |
6 | レベル7 | 25 | 1990 |
7 | ぼんくら | 19 | 2000 |
8 | 龍は眠る | 18 | 1991 |
9 | おそろし | 16 | 2008 |
10 | 蒲生邸事件 | 16 | 1996 |
11 | 誰か -Somebody | 15 | 2003 |
12 | 人質カノン | 14 | 1996 |
13 | 小暮写眞館 | 13 | 2010 |
14 | ステップファザー・ステップ(ドラマ) | 12 | 1993 |
15 | 魔術はささやく | 12 | 1989 |
16 | 三鬼 | 10 | 2016 |
17 | 楽園(ドラマ) | 10 | 2007 |
18 | 孤宿の人 | 10 | 2005 |
19 | 昨日がなければ明日もない | 9 | 2018 |
20 | R.P.G. | 9 | 2001 |
21 | あやし | 9 | 2000 |
22 | あやかし草紙 | 8 | 2018 |
23 | 名もなき毒(ドラマ) | 8 | 2006 |
24 | 我らが隣人の犯罪 | 8 | 1990 |
25 | 宮部みゆき全一冊 | 6 | 2018 |
26 | ペテロの葬列(ドラマ) | 6 | 2013 |
27 | 希望荘 | 5 | 2016 |
28 | ICO -霧の城- | 5 | 2004 |
29 | パーフェクト・ブルー(ドラマ・映画) | 3 | 2010 |
30 | 撫子が斬る | 3 | 2005 |
31 | あかんべえ | 3 | 2002 |
32 | 淋しい狩人 | 3 | 1993 |
33 | あんじゅう | 2 | 2010 |
34 | 幻色江戸ごよみ | 2 | 1994 |
35 | 今夜は眠れない | 1 | 1992 |
36 | 長い長い殺人(映画) | 1 | 1992 |
宮部みゆきおすすめランキング作成方法
今回のランキング作成にあたって、下記の方法をとりました。
- Googleをシークレットモードで開く(検索結果の個人差をなくすため)
- 「宮部みゆき ランキング」と検索して出てきたTOP10サイトを抽出(2019年4月14日時点)
※ランキング形式ではないものや、紹介作品数が10に満たないものは除外し11位のサイトを拾いました - 各サイトで紹介されている作品に対して、「1位10ポイント、2位9ポイント、…、10位1ポイント、11位以降0ポイント」とポイント化
※サイトによってランキングで同率○位という場合がありましたが、この場合発行年が新しい作品を上の順位としました - 10サイト×10作品のデータを全て合計し、ポイントの高い順にランキング作成
こちらの手法をとった理由は以下の通りです。
- おすすめする理由は人によって変わってしまうため、主観的な要素をなくしたかった
- 発行部数ランキングも検討したが、これは悪く言えば「ただ売れただけ」や「昔の作品だから積み上げがあって有利」などの要素に阻害されるため採用しなかった
- ファンなどによるランキング投票結果を採用することも検討したが、投票が2012年など古いことが多かったため、最新ランキングとは言えなかった
- 他のサイトとは異なる新規性を持ちつつ、定番の王道性を担保したかった
結果として、ど定番の作品ばかりになりましたので、納得のランキングです!
ちなみに検索結果TOP10サイトの順位を集計する前の一覧表はこちらです。
なお、東野圭吾、伊坂幸太郎、湊かなえ、池井戸潤、村上春樹、星新一、有川浩でも同様のランキングを作成していますので、よければご覧ください!