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こんにちは、Web業界に勤めるきしんです。
実は私の職場の同僚が「釣部東京」というクリエイティブ集団に所属していて、本日会社でその映画の上映会がありました。
今日はその感想を書きたいと思います。
釣部東京とは
CG技術を用いた映像作品を制作しているクリエイティブ集団です。
全員がデザイナーとして働くサラリーマンです。
5名在籍しています。
これまで短編映画やミュージックビデオを制作してきました。
詳しくはこちらをご覧ください。
映画「弔 – tomurai」とは
釣部東京史上最長の50分に及ぶ長編映画です。
同僚の話によるとこれまで長くて15分の中編映画だったそうですが、今回は初めての長編映画にチャレンジしていて、この「50分」という時間を超える作品を作れるかどうかが自主制作映画界で一つのステータスだそうです。
そして、内容的に「弔 – tomurai」はブラックコメディとなります。
葬式を自由な形式で行う「自由葬」が今回のテーマになっていて、主人公の父の自由葬を行う中でのドラマが描かれています。
そんな真面目ぶったものではありませんが、テーマは「家族愛」だそうです。
この映画には、メンバーの様々なアイディアが混ざっていて、このようにアイディアを混ぜこぜにして作る映画を、「キメラ映画」というそうです。
キメラとは同じ生き物の中に複数の遺伝子を持った細胞が混入していることで、ケンタウロスなんかはキメラですね。
そして、こちらが今回の映画の予告編です。
そしてこちらがショートバージョンです。
「弔 – tomurai」の感想
CG技術のクオリティが高い
まず思ったのはクオリティの高さです。
映像が自分の作れるレベルと比較にならないくらいすごくて、アニメ、CG、実写など組み合わせて美しいクオリティになっていました。
役者がすごい
そして感じたのが、「自分で出るわけじゃないんだ」ということです。
私の知る自主制作映画はどれもお友達出演のようなものばかりで、あまりハイクオリティのものは期待していなかったのですが、見事に裏切られました。
大根役者のような人はいなくて、プロ顔負けのレベルの演技でした。
30万円の予定が…?!
話によると、もともとこの映画は30万円(自腹)で制作予定だったそうです。
しかし、準備を進めている中で費用がかさみ、クラウドファンディングを行いました。
こちらで30万円調達したそうです。
上記ページに釣部東京のプロフィールや映画のストーリーなどもかなり細かく書かれていて、ストーリーが見えてきますよ。
そして結局自腹も含めて、200万円もの大金がかかっているそうで、十分に見合うクオリティになっています。
不謹慎なのがいい
今回はブラックコメディで、「それを茶化すのか」という内容をあえて狙ったものでした。
しかし、何も自主制作映画なのに真面目なものを作らなくてはいけないわけではないですし、不謹慎さをうまくウリにしているように感じました。
一番気に入ったのが、自由葬の中での出し物の「献歌(けんか)」、「献花(けんか)」などに続いた「献クイズ(けんくいず)」で、クイズの時間制限を伝えるチクタクという音が木魚と「チーン」と音のする、葬式の鈴(リン)の音になっていたところです。
不謹慎さがうまく出ていると感じました。
ちゃんと笑える
一番吹いてしまったのが、主人公の父が「今、天国だよ~」という映像が劇中で流れるところです。
しかし、背後には悪魔がいて、かわいい声で「地獄だよ~」と教えてやり、主人公を連れ去ってしまうというシーンです。
ネタバレになってしまいましたが、これはぜひ見てほしいです。
自由葬とは言え、本質は一般的な葬式と全く同じ
葬式は、その式を通じて生前は知り得なかった故人のことを理解していく作業です。
それは自由葬でも同じことであり、形式こそフザケているものの、いいことをやっているなと感じました。
自分も自由葬で葬ってほしいですし、他の人の葬式でもやってみたいですね。
ストーリーは意外と王道的な進み方
これは強調したいのですが、設定が「自由葬(の中でもかなりぶっ飛んだやつ)」ということで、逆にストーリーは安定していたように感じます。
主人公や脇役たちの心理描写はしっかりしていましたし、盛り上がりの作り方もわかりやすくてよかったです。
不真面目の中に王道を組み込んでいるからこそ、不真面目さが生きてくるんですね。
これは様々なものに通じるのではないかと思いました。
いい作品を見せてくれてありがとうございました!
現在、様々なコンテストにこの作品で応募中とのことで、健闘をお祈りしています!
後日譚(追記)
2018/6/1追記
この映画を製作した釣部東京のメンバーで同僚でもある方からメッセージをいただきました。
作品から伝えたかったことが言葉になっていて感動しました!
とのことです。
ブロガー冥利に尽きることばですね…
これからもこういったクリエイターを支援して、有名になったらこのブログのアクセスも上がって、という相乗効果を続けて行けたらなと思います。
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