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こんにちは、ラーメンズ好きのきしんです。
今回は小林賢太郎さんのカジャラ3「働けど働けど」の感想をお伝えしたいと思います。
ラーメンズの二人の最近の活動
私はずっとラーメンズのコントをYouTubeで見るばかりだったのですが、先日ついに我慢しきれず、小林賢太郎作品を観に行ってしまいました。
現在ラーメンズはコンビとしての仕事は少なく、コバケンこと小林賢太郎は舞台を中心に、ギリジンこと片桐仁はエレキコミックとのユニット・エレ片を中心に活動しています。
本当はラーメンズの二人の舞台が観てみたいのですが、今回はカジャラに行ってきました。
行ったのは2018年3月10日の横浜公演です。
会場はKAAT 神奈川芸術劇場 ホールでした。
カジャラとは
コバケンが原作・演出を担当するコバケンワールド全開の舞台です。
ただ、一般的なミュージカルや音楽ライブほど真面目な雰囲気でもなく、
同時に一般的なお笑い芸人のライブほど気楽な感じでもない、
ほどよく上品でほどよく面白い、そんな場です。
「カジャラ」の意味
カジャラは「冠者ら(かじゃら)」のことのようです。
冠者(かじゃ)は「元服して冠をつけた少年」のことです。
初回のテーマが「大人たるもの」だったので、「大人になったものの、どこかで「何が大人なのか」「自分は大人なのか」といった迷いがあるような人のことを指すのだと思います。
出演者紹介
カジャラでは基本的に小物を使わないため、役者の演技力が相当に求められます。
今回はカジャラの初回『大人たるもの』、第2回『裸の王様』に引き続き、5人のコントでした。
それではメンバー紹介に行きたいと思います!
小林賢太郎
まずは我らが団長!コバケンです。
公式サイトにメンバー紹介がありましたので、そのまま引用させて頂きます。
カジャラ#3『働けど働けど』の脚本と演出を担当させていただいています、僕です。
よく「芸人は顔と名前を覚えてもらってなんぼ」なんていいますが、僕としては、僕自身より作ったコントの方を知ってもらえたらそれが嬉しいです。
だから顔も名前もうろ覚えで全然オッケー。
それにほら、出演者が5人もいるから覚えるの大変でしょ?
面白い人がもう4人いますので、ご紹介しますね。
辻本耕志
カジャラ第1回、第2回に引き続いての3連続出演、引っ張りだこの辻本さんです。
20年来のコント仲間です。
稽古場でも楽屋でも、誰よりも笑っているのはこの男。
彼が楽しそうにしているから、みんなも楽しい気持ちになる。そりゃあ愛されるわ。
彼はプロのコント師として体のケアを大切にしていて、ストレッチはいつも入念。
小さく丸まって腰を伸ばす姿は、転がる里芋のようです。いや、オレンヂか。
出演が決まったときの感想は「働くぞー!」だそうです。
いいぞ、辻本。なかなかいいぞ。
小林健一
私にとって一番未知数だったのがこの小林さんです。
名字被りしてるし、どんな存在か気になっていました。
ご紹介します、ディーゼルエンジンで動く炊飯器です。
僕は彼の所属する劇団「動物電気」が好きで、彼らと知り合う前から普通にチケットを買って観に行ってました。
そして「僕もこの面白い人でお客さんを笑かしたい!」と、座長の政岡さんに嫉妬を覚えたものです。
この度、念願叶ってカジャラに参戦していただきました。
そんな健一さんの出演が決まったときの感想は「Wコバケン、夢の実現! やった!」だそうです。
Me too.ですよ、健一っつあん。
野間口徹
野間口さんはコバケン以外の4人の中で一番有名なのではないでしょうか。
よくドラマにも出ていますよね。
この人ともなかなか長い付き合いになります。
上手さを気づかせないほど上手いから、水や空気のように、あっさり観る者の懐に入っていく。
脚本家として「書き応え」がある役者さんです。
以前映像の現場でご一緒したとき、待ち時間に彼が体育座りをしていました。
自転車が停めてあるみたいだなと思いました。
今回カジャラに初参戦ですが、第一回の時から「なんで俺を呼ばねんだよ」と思ってくれてたそうです。
く〜、頼もしい! 呼んだぜ! 呼んだぜノマッチ!
竹井亮介
竹井さんも辻本さんと同じく、カジャラ常連で3連続の出演でした。
愛嬌のある感じで、いいツッコミをするんですよね。
ラーメンズの2人のライブにも少しだけ出ていたことがありました。
この焼きたてのパンのような男に、僕は何度救われたことか。
じっとしている竹井さんを観ていると、すこーしずつ膨らんでくるように感じます。
ああ、今日もまた癒される。
そんな竹井さんを見て野間口くんは「その顔は、顔」と言って笑う。
辻本耕志は「本番我慢できるかな」なんて言って笑う。
小林健一もいっしょに膨らんで笑う。
みんな、竹井さんのことが好きなんだなあ。
今回の出演が決まったときの感想は「幸せ」ですって。
いやいや、幸せにしてもらってるのはこっちだぜ、竹井さん。
どの方も、コバケンと深い付き合いのある方のようですね。
感想
黒子もふざけてる
まずコバケンっぽいなあと思ったのが、黒子です。
舞台が始まる前に上演中の注意などをアナウンスしていたのですが、そのとき黒子が出てきて身振り手振りでアナウンスに合わせていました。
動きが良かったですねえ。
中身は匁山剛志(もんめやまつよし)さんだったようです。
テーマは労働
少し真面目なことから書きますが、今回のテーマは「働けど働けど」ということで、労働がメインテーマでした。
「働けど働けど」は石川啄木の『一握の砂』に入っている歌が元になっていると考えられます。
はたらけど
はたらけど猶(なお)わが生活(くらし)楽にならざり
ぢっと(じっと)手を見る
意味は、そのままで働いても働いても暮らしは楽にならなくて、労働の跡が残っている自分の手をじっと見て考えてしまう、というものです。
石川啄木は社会主義に傾倒していたそうで、階級の差を強く感じてこの歌を読んだそうです。
結構シリアスなものなんですよね。
今回の舞台は全体を通じて、全ての小コントが労働関連のもので、そのあり方を考えさせられるようなものでした。
また、啄木の歌を引用したコントもありました。
ただ、そこはコバケン流で、「じっと手を見る」のところにおふざけを入れていました。
スーツなのに海辺で砂の城を作るおじさん(コバケン)の一人コントで、じっと手を見ていると暗示をかけられて、ワニのことが怖くなくなったり、もう一度手を見たら怖くなったりするという使い方をしていました。
マイケル・ジャクソンのような宣材写真の意味とは
また、結構気になるのが、この宣材写真だと思います。
なぜマイケルのスムース・クリミナル状態になっているのでしょうか。
このシーンは、舞台の一番最初になっていました。
左から風が吹いているという設定のコントだったのです。
左にタイムカードがあって、風が吹いていて押せないという不思議な設定でした。
出演者の個性が引き立ってる
また、とても感じたのは出演者の個性です。
いじられキャラだったり、不思議さんだったり、面倒くさいやつだったり、キャラが立っていました。
私の見た感じのイメージだと、コバケンがインテリ風なキャラが多くて、辻本さんはちびっ子のいじられキャラ、健一さんは強引な感じで話を持っていくキャラ、野間口さんは冷静にツッコむかと思わせて遊びのあるキャラ、竹井さんは太っちょのいじられキャラという感じでした。
ただ、各コントによって役割が大幅に入れ替わっていて、私の印象も後半の印象的なシーンで上のように書いただけかもしれません。
それほど、多様なキャラでした。
不思議ないきものが笑わせる
私はこの部分が一番おもしろかったのですが、転職フェアで転職者(竹井さん)と起業の担当(健一さん)の間で1人でずっとしゃべってるフェアリー(辻本さん)が楽しかったです。
1人で可愛げなキャラや、強引な飲み会番長のようなキャラ、エロいキャラ?!を演じていて、役者としての底力を見せられました。
また、地球に面接を受けに来た宇宙人(コバケン)のコントも面白かったです。
地声で話していることばは完全に宇宙人っぽくて、ものすごいものまね力だったのですが、いでたちは高校の文化祭レベルで、ギャップが面白くも可愛かったです。
日本語を話さず、常に通訳(野間口さん)を介して話しているのですが、面接担当(竹井さん)に「やはりコミュニケーションが課題だと思いますので、少し私と通訳抜きで話してみましょう」と言われると、発音は下手くそなものの、意外と難しいことばを知っていたのが面白かったです。
シャレにならないシャレ
月に向かってシャレになってないシャレを言うアニキ(健一さん)が引退するというコントがあったのですが、
偶然通りかかった野間口さんが次期アニキ候補になってしまい、マネをするのがよかったです。
北海道は、広い!(でっかいどーではなく)
というような感じのことを言い続けていて、逆にすごかったです。
他にも面白いネタ満載だったので、まだ見ていないという方は、是非その目で確認してくださいね!
チケットはこちらからご購入ください
ちなみに先日、オススメのラーメンズコントをご紹介しましたので、よろしければお目通し下さい。
就職フェアリーは就職者が竹井さんで担当者が健一さんですよ
コメントありがとうございます!修正させていただきました!
就職フェアリー、おもしろかったですね。