B’z「恋じゃなくなる日」歌詞の意味を解説



こんにちは、B’z Bro.のきしんです。

本日はB’zの名曲「恋じゃなくなる日」の歌詞の意味を解説したいと思います。




ファンから絶大な支持を集める「恋じゃなくなる日」

先日こちらの記事で「恋じゃなくなる日」が3位だと紹介しました。

B'zファン投票人気曲アンケート結果 ランキングTOP50

2018.01.25

ファンクラブのファンたちが聴きたいと選ぶ曲で3位に入るのは本当に人気な証拠です。

実際、2008年にファン投票ベストアルバムのULTRA Treasureが発売されたときにも、「恋じゃなくなる日」は10位にランクインしました。

 

 

1992年に発売された曲にも関わらず、どんどん人気が上がっているのはすごいことですね。

 

「恋じゃなくなる日」の歌詞から意味を探る

この曲は「恋じゃなくなる」という象徴的なタイトルが付けられていて、その意味を追うのが楽しみ甲斐のある曲です。

まずは歌詞を最初から少しずつ見てみましょう。

・1番Aメロ

最初はまず情景描写から入りました。

二人で貝殻を集めるなんてロマンチックですよね。

二人の仲はよさそうな感じです。

しかし、「いつまでも波音を聞いている」というのはどこか寂しげな感じもします。

 

・2番Bメロ

Bメロで、二人には言いたいけど言い出せない何かがあるのがわかります。

 

・1番サビ

ここでのポイントは「孤独の疲れ」を相手に感じ、「ひきずることも突き放すこともできない」でいるということです。

ここで、一気に相手との関係性がわかります。

ずばり、相手とは昔、恋仲だったけれど、今は別れて、少し気まずいような懐かしいような中途半端な気持ちでいるということです。

 

・2番Aメロ

ここはまた解釈し甲斐のあるところです。

「昔によく似た日々」ということで、再度相手との昔の関係性を匂わせています。

その関係の中で、ワインを飲みながら踊ったり、相手の家のソファーに座ったりもしているとのこと。

ちょっとツッコみたいのが、「ワインを飲みながら踊るってなんだ?!」というところですね。

テキーラとかだったらナイトクラブかな?と思いますがワインってちょっと落ち着いてますし、オシャレですよね。

また、相手の家のソファーが出てきて、ここで身体の関係も伺わせます。

しかし、ポイントなのが「でも昔と同じじゃない」ということです。

何が昔と違うのか、ここにこれから注目していきます。

 

・2番Bメロ

どうやら、相手との関係は微妙なバランスの上になりたっていて、ちょっと踏み込んだら壊れてしまうような状態のようです。

これは以前「傷ついたり」「大事なものをなくしたり」したというふうにも読み取れますね。

 

・2番サビ

心に強い思いを秘めながら、愛想笑いをしてしまっているようです。

また、ここで冒頭の海の設定がまた戻ってきます。

「おもいでを砂に埋めてゆく」というのは、相手との関係性の終わりを意味していますよね。

しかし、それは「終わり」であって「始まり」でもあるようです。

何の終わりで、何の始まりなのでしょうか。

 

・大サビ前Bメロ

この部分がこの曲で最も象徴的です。

「恋だから壊れる関係性。だからもう恋にはしない。でも愛でもない。それ以外の何かなんだ」という主張友取れます。

恋とか愛って何なんだろうとも思わせますし、それに収まらない気持ちって何なんでしょう。

 

・大サビ

ここで「夢」というキーワードが出てきます。

よく「夢を追うために恋を諦める」という美談がありますが、この曲はそれをも超越しています。

そんな話を「ただのひとりよがり」と一蹴しているのです。

どこまでも、既存の枠に収まらない話なんですね。

 

そして最後のシーンになります。

腕を組んでくる「君」を綺麗だと感じ、空を見上げ「恋じゃなくなった」と感じて終わるのです。

 

結局なんなんだ!!

恋でも愛でもないとしたらもう友情くらいしかないじゃないですか。

 

 

「FRIENDS」の構成から意味を探る

ここで、キーとなるのが、この曲が「FRIENDS」というコンセプト・アルバムに入っているということです。

実はこのアルバムは一つのストーリーを複数の曲に分けて展開しているのです。

その証拠に「いつかのメリークリスマス」などの楽曲も単純にそのタイトルではなく、@SCENE1:いつかのメリークリスマス」というタイトルで収録されています。

 

さて、各楽曲の流れを追ってみましょう。

 

Prologue:Friends

まずインストの曲から始まります。

この曲は昔の学園ドラマの懐かしい回想シーンのような、幸せをフレームに収めたような曲です。

タイトルも「Friends」なので、今回主役となるカップルの友人時代のイメージをこめた曲なんだと思います。

 

SCENE1:いつかのメリークリスマス

この曲もかなり深いのですが、大雑把にまとめると、幸せにクリスマスを過ごしていたカップルがその後別れて、何も怖く感じなかったあの日のクリスマスを回想するという曲です。

つまり、恋人として絶頂期を迎え、このカップルは一度別れてしまいます。

 

SCENE2:僕の罪

この曲は結構わかりやすい曲です。

別れを自分のせいだと後悔し、その後互いの夢を追いかけたけど、やっぱり相手のことを思い出してしまうという曲です。

 

Love is…

この曲は「恋じゃなくなる日」のBメロ~サビをインストにアレンジした曲です。

悲しげで、しかしどこか甘いメロディーです。

「Love is…」何なんでしょう、

 

SCENE3:恋じゃなくなる日

そしてここで「恋じゃなくなる日」です。

相手と再び距離が縮まるものの、昔の恋仲には戻れず、複雑な気持ちを抱えます。

 

SCENE4:SEASONS

ここで穏やかなギターのインスト曲が挟まります。

「SEASONS」ということで長い月日の流れを感じさせます。

ここでストーリーとしてはきっと何年か間が空いているはずです。

 

SCENE5:どうしても君を失いたくない

このアルバムの結末を歌った曲です。

「恋じゃなくなる日」の歌詞を思わせる部分が何回も出てきます。

「恋じゃなくなることは…」や「海に行こう」「あの日の砂の上で踊ろう」などです

 

この主人公としては、二人の間をどうにか何らかの形で保ちたいようです。

「行き先がどこかにあるはずだ」とも言っています。

この二人、なかなか結論が出ないですね…

 

そして最後の歌詞で「追憶」という言葉が出てきます

え、追憶だったの?!

追憶とは、「昔のものを思い出して懐かしく思う気持ち」です。

つまり、最後の「どうしても君を失いたくない」の曲中では既に「君」は過去の人となってしまったということです。

なんということでしょう…

切なすぎる…

 

結果、二人は恋人や家族、友人として生涯一緒に過ごすことはできず、離れ離れになってしまった

 

ともとれますし

 

最後の歌詞の流れがこちのようになっているので、「恋人だった関係性は過去のものだが、今は違う関係性を歩んでいる」とも取れます。

 

結局、どうだったかは分からないのです。

しかし、確かなのは「街のひとごみは変わらない」ということです。

これは風景による心理描写で、「街の人混みはそのままなのに、自分たちの関係は変わってしまった」という逆説を表しています。

そして、その変化は主人公の「僕」にとっては不本意だということです。

 

あなたはこの二人がどうなったと思いますか?

 

いつかのメリークリスマス(Reprise)

そしてこのアルバムはクライマックを迎えます。

最後にまた「いつかのメリークリスマス」を蒸し返して、思い出にひたりながら終わっていくのです。

なんとも悲しく、考えさせられるアルバムですね。

 

 



1 個のコメント

  • 初めてコメントさせていただきます。
    興味深く拝読しました。
    私なりに別のラストをイメージしたので、記させていただこうと思います。
    最後の「追憶」、個人的には、それより前の詞にのみ掛かるのではと感じます。
    追憶を綴ってきたけど、ラストは現在に場面が切り替わり、「(現在)君は目覚めて出かけていく(今日も帰ってくる)。その街は今も昔と変わってない」という意味に取れました。
    なので、紆余曲折あった2人は今も何らかの形で繋がっている…。それはそれで切ないけど、別れきれてはいない状況=前とは違う形だけど今も一緒だと思いました。だから、起点であるいつかのメリークリスマスで、また振り返り苦悩のループにいる。というストーリーなのかも?と。
    いずれにせよ、進行形で未解決な印象で、謎は尽きませんが(¯―¯٥)
    正解を示さず、聞き手に様々な解釈をさせる世界観に脱帽です。
    長々失礼しました。

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