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お金って、何なのでしょうか。
お金との付き合い方って、難しいですよね。
そんな「お金との付き合い方」について、とことんこだわりぬいた映画「億男」を見てきました。
そこで今回は、映画「億男」を見てきた感想をお伝えします。
この記事では、ネタバレ全開で書いていきますので、ネタバレせずに映画を観たいという方はこの時点でブラウザバックすることをおすすめします。
億男|概要
簡単にですが、億男の概要を少々。
●監督:大友啓史
●キャスト: 佐藤健、高橋一生、黒木華、池田エライザ、沢尻エリカ、北村一輝、藤原竜也
●主題歌:BUMP OF CHICKEN「話がしたいよ」
●原作:川村元気「億男」
「世界から猫が消えたなら」で一躍有名になった川村元気さんの同名小説を実写映画化した作品です。
ダブル主演の佐藤健、高橋一生はもちろん、藤原竜也さんや北村一輝さんなど、人気俳優目白押しの映画になっています。
億男のネタバレ・感想
ここからは、億男のネタバレアリの感想をお伝えします。
きっかけは、宝くじで当てた3億円
億男。
このタイトルとは裏腹に、この物語の主人公(一男・かずお)は3000万円の借金があるしがないサラリーマンです。
昼間は図書館の司書として働き、夜はパン工場で働く。
兄の借金の保証人になったことをきっかけに3000万円の借金を背負うことになってしまった一男(かずお)。
そんな彼が、ある日宝くじで3億円を当てます。
そして、久しぶりに再会した親友・九十九(つくも)と派手に飲んだ夜に盗まれます。
お金に振り回される3人のサブキャラクター
ここから、盗まれた3億円と盗んだ親友を探す旅がはじまるのですが、この手がかりを握るのが3人のサブキャラクター。
一男(かずお)の親友・九十九(つくも)と会社を経営していた百瀬(ももせ)、千住(せんじゅ)、十和子(とわこ)。
この3人と会う中で、一男(かずお)は「お金との何か」ということを自問自答していくことになります。
第一の男・百瀬(ももせ)との出会い
百瀬(ももせ)は一男(かずお)の親友・九十九(つくも)と共同で「バイカム」という会社を経営していたCTO(最高技術責任者)でした。
「バイカム」のスーパーエンジニアとして、システムの設計を担当していました。
そんな彼と一男(かずお)は競馬場で出会います。
バイカムをバイアウト(売却)したお金で大金持ちになった百瀬(ももせ)は「タダで100万円を貸すから、一匹の馬に賭けてみろ」と持ちかけます。
半ば強引に話に乗せられた一男(かずお)はまさかの一点勝ちをするのですが「どうせ、人から借りたお金だろ」ということで、さらなる倍プッシュを指示されます。
「借金の返却のため、3000万円だけ残したい」と提案する一男(かずお)でしたが、百瀬(ももせ)は提案を却下。
二度目の奇跡を信じて、一勝目で得た1億を全額賭けた一男(かずお)ですが、強運は続かず負けます。
1億を一瞬にして失って落胆する一男(かずお)ですが、百瀬は「一度目の勝負もお金は賭けちゃいない。誰が見ず知らずの人に100万を賭けるんだよ。」と一蹴します。
続けて「あんたは1円も勝っちゃいないが、1円も負けてない。ただ、勝ったと思ってた金がなくなっただけ。自分の実力で手にした金でもないんだから、そんなものに意味はないだろ。」と付け加えます。
お金を持たざる者は、強者にもてあそばれる
百瀬(ももせ)との出会いの中で、物語としては
●自分の力で手にしたお金でなければ意味はない
●運で手に入れたお金がなくなったとしても、プラスもマイナスもない
という2つのことがメッセージとして届けられているかと思いますが、ボクとしてはさらにもう一つ。
●お金を持たざる者は、富を持つ者にもてあそばれる
というメッセージを感じました。
この百瀬(ももせ)との賭けにおいて終始、主導権を握っているのは賭け馬を決める一男(かずお)ではなく、お金を出す百瀬(ももせ)です。
賭けの内容も、賭ける金額も百瀬(ももせ)の言われるがまま。お金を持たざる一男(かずお)は巨万の富をもつ百瀬(ももせ)に思うがままにされてしまいます。
お金には金銭としての価値があるだけでなく、持っている額によって「見えない上下関係」さえ作ってしまうということですね。
第二の男・千住(せんじゅ)との出会い
千住(せんじゅ)は、バイセルのCFO(最高財務責任者)を務めていた男でした。
現在は「夢実現セミナー」という怪しげなセミナーを主催し「ミリオネアニューワールド」というこれまた怪しげな教祖を務めています。
これらのセミナーでは「お金から解放されて初めて、夢を手にすることができる」を説き、参加者からお金を巻きあげます。
セミナー参加者には「お金は悪。お金にとらわれないことからはじめよう」と言いつつ、参加者から金を巻き上げるビジネスをしているわけです。
まぁ、一種の詐欺ですね。
お金の価値は、その人次第で変動する
千住(せんじゅ)との出会いの中では「お金は必要としない者には紙くずでしかない。」という表現が印象的です。
お金を捨てる者、お金を拾う者。
必要だと思えば価値は高まるし、必要でないと思えば価値はなくなる。
当たり前のことではありますが、しみじみと考えさせられる内容です。
例えば、ブランド物も誰も欲しがらなければあんなに高価な価格設定にはなっていないはず。
みんなが欲しがるから、より高い値段になります。
もちろん、高い品質が保証されているから高い値段になっているものもありますが、それを抜きにしても高価ですよね。
この「ブランド」っていうのも一種のフィルターみたいなもので、適正価格より高価な値段で購入してしまうケースも少なくないかと。
みなが欲しがるものは値段が上がるは間違いないのですが、本当にその値段に合ったものを買えているかは難しいところかもしれませんね。
第三の女・十和子(とわこ)との出会い
十和子は、バイセルの秘書をしていた女でした。
バイセルの売却益で10億円を手にしましたが、いまは閑静な住宅街のアパートで質素な生活をしています。
その理由は2つ。
●お金を気にして生活するのが嫌だから
●お金は使うことに意味があるのではなく、持っていることに意味があるから
お金に対する人の嫉妬はこわい
十和子(とわこ)のエピソードでも語られていますが、お金に対する人の嫉妬ってこわいですよね。
とくに、高いお給料をもらっている人に対する嫉妬はすさまじい。
高いお給料をもらっているのにはそれなりの理由があるというのは抜きにして、お金だけを見てうらやむ人は少なくないかと思います。
お金はときに強い安心感をもたらす
十和子(とわこ)は、嫉妬や欲にまみれたお金を嫌に思いながら「お金はもっていることに意味がある。持っているだけで安心感を与えてくれる」と言います。
この考え方は、激しく共感です。
お金を得たらその使い道を考える人が多いかと思いますが、必ずしも使わなくてもいいのです。
将来何かに使える余白があるというだけでも、お金を持っておく価値はあると思いますよ。
【結論】お金は大事
メインメッセージでは「お金ではないところに大切なものはある」だとか「お金で人の気持ちは変えない」といったところが強く主張されているところではありますが、そうはいってもお金は大切だと思います。
お金がなければ、色々なところで苦労することが多いかと思います。
お金がなくて食べたいものを食べたいときに食べられなかったり、人付き合いが悪くなったり。
ある程度はお金に困らないようにしないと、日々の生活に支障が出てくるとは思いますよ。
なので、お金のことばかり考えているのもどうかと思いますが、お金との使い方・お金との付き合い方は日々向き合っていかなくてはいけないことだと思いますね。
とくに「日本人はお金を悪ととらえがち」とはよく言われますが、まさにその通りで、お金のことを考えるのは悪いことではありません。
お金の価値は変動する
なんといってもこの映画の最大のすごみは「お金の価値は変動する」ということを伝えようとしているところです。
お店で売られている商品や、飲食店で提供されるものは、あらかじめ値段が設定されているので、このことは日常生活で強く意識することはありません。
ただ、たしかにお金の価値は変動します。
ほしいと思う人が増えれば価格は高まりますし、ほしいと思う人が減れば価格は低くなります。
当たり前のことかもしれませんが、改めてこのことを知ることができたのは大きかったなと思いました。
最後に
映画「億男」を見てきた感想をお伝えしました。
いかがだったでしょうか。
お金の使い方、お金との付き合い方は人それぞれ。
あるものに強く価値を感じる人もいれば、まったく価値を感じない人もいる。それによって、モノの値段も変わってきます。
ただ、ふだん日常のあらゆる場面で何気なくお金をつかっているところもありますよね。
「お金」について徹底的に考えさす映画っていうのも今までになかった映画かなとも思います。
「自分はお金を適切に使えているか、お金に使われてないか」ということを改めて考えることができた映画でした。
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