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2020年11月現在「鬼滅の刃 無限列車編」が怒涛の快挙で、300億に迫る勢いで「煉獄さんを300億の男にするキャンペーン」が繰り広げられています。
国内での歴代興行収入4位の「君の名は。」を抜き去り、258億を突破。1位の「千と千尋の神隠し」に迫る勢いです。さらに、100億突破は千と千尋をはるかに凌駕するスピードで、歴代最速でした。(鬼滅:公開10日、千と千尋:25日)
なぜ、短期間でここまで興行収入を伸ばすことができたのでしょうか。
答えは、映画が2回以上見られているから。この快進撃を支えているのは、まぎれもなく本作のリピーターでしょう。公開期間中に、本作を2回以上見ている人は多いと聞きます。
ところで、本作以外に、映画館で2回見た映画って過去にどんな映画がありますか。
本記事では、直近の映画史を振り返っていきながら、2回見たくなる映画とはどんな映画なのかについて考察します。
2回見たくなる映画って、どんな映画?【考察】
私個人が映画館で2回見た映画は、27年生きてきて「風立ちぬ」と「鬼滅の刃-無限列車編」の二作だけなのですが、「2回見に行っちゃおうかなー」と思うことは珍しいことではありません。
直近だと「君の名は。」とか「天気の子」「ボヘミアン・ラプソディ」とか。映画館では見たことありませんが「アナと雪の女王」なんかは、当時に戻れるなら映画館で見てみたかったなと思う作品です。
そういう作品は、軒並み興行収入が高く、歴代の映画興行収入ランキングの上位を見てみると「2回見たい映画」とほぼほぼ一致します。
■歴代映画興行収入ランキング
【1】千と千尋の神隠し:308.0億、公開2001/07/20
【2】タイタニック:262.0億、公開1997/12/20
【3】劇場版「鬼滅の刃」無限列車編:259.2億、公開2020/10/16
【4】アナと雪の女王 ディズニー:255.0億、公開2014/03/14
【5】君の名は。:250.3億、公開2016/08/26
【6】ハリー・ポッターと賢者の石:203.0億、公開2001/12/01
【7】ハウルの動く城:196.0億、公開2004/11/20
【8】もののけ姫:193.0億、公開1997/07/12
【9】踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!:173.5億、公開2003/07/19
【10】ハリー・ポッターと秘密の部屋:173.0億、公開2002/11/23
【11】アバター:156.0億、公開2009/12/23
【12】崖の上のポニョ:155.0億、公開2008/07/19 *
【13】天気の子:141.9億、公開2019/07/19
【14】ラスト・サムライ:137.0億、公開2003/12/06
【15】E.T.:135.0億、公開1982/12/04
【同率15】アルマゲドン :135.0億、公開1998/12/12
【同率15】ハリー・ポッターとアズカバンの囚人:135.0億、公開2004/06/26
【18】アナと雪の女王2:133.5億、公開2019/11/22
【19】ボヘミアン・ラプソディ:131.1億、公開2018/11/09
【20】ジュラシック・パーク:128.5億、公開1993/07/17
【21】スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス:127.0億、公開1999/07/10
【22】美女と野獣:124.0億、公開2017/04/21
【23】アラジン:121.6億、公開2019/06/07
【24】風立ちぬ:120.2億、公開2013/07/20
【25】アリス・イン・ワンダーランド:118.0億、公開2010/04/17
【26】スター・ウォーズ/フォースの覚醒:116.3億、公開2015/12/18
【同率27】南極物語:110.0億、公開1983/07/23
【同率27】マトリックス・リローデッド :110.0億、公開2003/06/07
【同率27】ファインディング・ニモ:110.0億、公開2003/12/06
【同率27】ハリー・ポッターと炎のゴブレット:110.0億、公開2005/11/26
一方、良作ではあるけれど、1回見て満足してしまう映画。もう1回見るほどではない映画があるのも事実です。
1回で満足する映画と、もう一度みたくなる映画のちがいは、何なのでしょうか。
それは「当時の流行り方 = 社会への影響力」と「作品の完成度 = 結末がわかっていても見たいクオリティ」であると予想します。
●当時の流行り方 = 社会への影響力
→ SNSや口コミサイト、ニュース・CMなど、映画の流行り方がすさまじいと「自分もこの流れに乗らなくては!」と思うようになり、しっかり見るためにリピートしやすくなります。また、自分はすでに1回見ていても、まだ見ていない友達に誘われるなどして、2回目の鑑賞に至ります。さらに、ヒット作になると、ロングランとなり公開期間が伸びるので、その可能性は高まります。
●作品の完成度 = 結末がわかっていても見たいクオリティ
→ 流行っていても、ミステリーや推理系の映画は、タネが分かってしまっては魅力が半減するので、2回見るまでしないことが考えられます。(興行収入上位にコナンくんが食い込んできてないのはこのため?)
一方、結末がわかっていても楽しめる映画、ネタバラシされていても楽しめる映画は、2回見たくなる映画です。
つまり、「世間からの票」と「その映画自体のクオリティ」の両面が一定以上であれば、2回見たくなる映画になるということです。
Twitter上の評価
Twitterのハッシュタグで「#映画館で二回以上観た映画」と検索すると、各々2回以上見た映画を検索できます。
●ボヘミアン・ラプソディ
●カメラを止めるな!
●インデペンデンスデイ
●アベンジャーズ/エンドゲーム
●ダークナイト
●ダークナイト ライジング
●もののけ姫
●シンゴジラ
●スター・ウォーズ/フォースの覚醒
●パシフィック・リム
●ジュラシックワールド
●ラ・ラ・ランド
●グレイテストショーマン
こうやって見ると「なるほどわかる!」という作品が並びます。映画好きの人は、暇なときに覗いてみるといいですよ。