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私は2017年までマーケティングリサーチャーをしていました。
市場調査や商品開発をする会社です。
企業を考えるにあたって、世の企業がどうやって儲けを出しているかを考えるので、一つずつまとめていくことにしました。
初回は私自身が勤めるリサーチ会社。
稼ぐ仕組み①ネットアンケート
リサーチ会社が一番よくやる調査はネットアンケートで、まさしくこれで一番稼いでいます。
仕組みとしては、ポイントサイトで低額のポイントをモニターに付与する見返りにアンケートに回答してもらい、それを集計してまとめや提案などを付け、それを付加価値として高額で企業にレポートを販売しているのです。
かかるコストはポイント費くらいで、あとは外注のしかた次第で集計費やグラフ作成費、レポート作成費などがかかってくるくらいです。
大手のリサーチ会社なんかは全て中小のリサーチ会社に任せて、ほとんど仲介することだけで費用を上乗せたりしています。
ここで問題になるのが、2つ目の稼ぐ仕組みです。それはコネクションの多さです。
稼ぐ仕組み②コネの多さ
大手のリサーチ会社は、国中や世界に顔が効くので、お金さえだせばどんな調査でも請け負えます。それが強みとなって仕事が大手に一度集まり、その仕事が中小のリサーチ会社に降ってくるという仕組みになっているのです。
これが基本の構図ですが、インタビューなどの定性調査を行う会社では、インタビューもとても利益率が高くなります。
逆に、定量の会場調査(CLT)は会場コストや備品代、調査員費などがかさむため、高額の請求はしますがあまり上乗せはできなくなるため、利益率が低く稼ぎづらくなります。
そのため、毎業務同じ利益率になるように請求するのではなく、ネットアンケートやインタビューでためたお金で他の調査を補う仕組みになっているのです。
いかがでしょうか。
リサーチ会社への就職、転職を検討している人には「データサイエンティスト」になることをおすすめします!
Googleのチーフエコノミスト、ハル・ヴァリアンも2009年に「今後10年で最もセクシーな仕事はデータサイエンティスト」だと言っています。
興味のある方はこちらで勉強してみてください!