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今回はフリースタイルダンジョンの歴代賞金獲得者をまとめたいと思います。
晋平太
最初に5回のバトルを勝ち抜きダンジョン制覇、100万円獲得したのは元審査員の晋平太でした。
初代モンスターはここで初めて優勝者を出してしまいました。
その回で、初代モンスターは引退しています。
- 1stバトル:サイプレス上野に勝利
- 2ndバトル:漢に勝利
- 3rdバトル:T-Pablowに勝利
- 4thバトル:R指定に勝利
- 5thバトル:般若に勝利
Lick-G
2人目のダンジョン制覇はLick-G(リックジー)でした。
初めて2代目モンスターを5人抜きしました。
比較的勝利の多いFORK、輪入道、呂布カルマを3タテで抜いたのはすごいですね。
- 1stバトル:ACEに勝利
- 2ndバトル:FORKに勝利
- 3rdバトル:輪入道に勝利
- 4thバトル:呂布カルマに勝利
- 5thバトル:般若に勝利
MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻
3人目のダンジョン制覇はLick-Gのダンジョン制覇の次の収録ですぐに起きました。
MCニガリが3人目の100万円獲得者となりました。
1stバトル:裂固に勝利
2ndバトル:呂布カルマに勝利
3rdバトル:崇勲に勝利
4thバトル:輪入道に勝利
5thバトル:般若に勝利
フリースタイルダンジョンとは
チャレンジャーがモンスターと呼ばれるラッパーを5人抜くと賞金100万円もらえるというラップバトルの番組です。
要するに勝ち抜き式のフリースタイルMCバトルをRPGに喩えてるんですね。
この番組では1人抜く度に下記のように賞金が上がっていきます。
1人抜き→10万円
2人抜き→20万円
3人抜き→30万円
4人抜き→50万円
5人抜き→100万円
この数字は後でとても重要になるので覚えておいてくださいね。
実際勝てるものなのか
半分くらいのチャレンジャーは初戦で敗退します。
そして、残ったうちの半分が2回戦で負け、というのが見ていてのだいたいの勝率です。
ダンジョンを最後まで制覇できたのは、2015年9月の番組開始以来、晋平太、Lick-G、MCニガリの3人のみです。
他の人は本当にみんな負けていきます。
クイズミリオネアみたいなものですね。
掟破りの途中離脱をした男
そんな中で、2回戦まで闘って20万円を手に入れた時点で降りた男がいました。
それがムートンです。
もうこの表情から「変なやつ来たな」というのがよく分かると思いますが、MC紹介のVTRでも「フリースタイルは今年で辞めようと思ってます」とか言ってまさかのフリースタイル引退宣言をしていました。
更に強敵呂布カルマに勝った2回戦の後、20万円をもらってバトルを降りてしまったのです。
CD制作費に充てます
とのこと。
この手の番組は暗黙の了解で、「死ぬまで戦い抜け」っていう風習がありますよね。
実際それくらいハングリーな人を選んで登場させていると思います。
しかし、途中で降りたムートン
戦時中だったら「日本の恥さらし!」とか言われますよ、これ。
私も「えー降りちゃうの?」と残念で、かっこ悪いなと感じていたのですが、よく考えてみたらムートンのやってることも間違ってないと思いました。
数学的に見て正しい判断だったのか
数学的に捉えてみましょう。
まず誰とも戦っていない状態、このときは賞金ゼロですよね。
そこから一戦目を戦って、勝つと10万円、負けるとゼロ円。
このとき、見てみた感触をあてはめて、勝率が50%だとしましょう。
すると、1回戦を戦って得られる賞金の期待値はいくらになるかお分かりですか?
5万円です。
理屈としては、50%の確率で0円、もう50%で10万円なので、
0円*50%+10万円*50%=5万円
こうなります。
要するに私が言いたいのは、1回戦目は戦わないより戦ったほうがいいということです。
当たり前ですが。
これを2回戦以降にも当てはめてみましょう。
すると期待値は下記のようになります。
1回戦を戦わないときの期待値→0円(0円×100%)
1回戦を戦うときの期待値→5万円(0円×50%+10万円×50%)
→1回戦は戦ったほうがトク
2回戦を戦わないときの期待値→10万円(10万円×100%)
2回戦を戦うときの期待値→10万円(0円×50%+20万円×50%)
→2回戦は戦っても戦わなくても変わらない
3回戦を戦わないときの期待値→20万円(20万円×100%)
3回戦を戦うときの期待値→15万円(0円×50%+30万円×50%)
→3回戦は戦わないほうがトク
4回戦を戦わないときの期待値→30万円(30万円×100%)
4回戦を戦うときの期待値→25万円(0円×50%+50万円×50%)
→4回戦は戦わないほうがトク
5回戦を戦わないときの期待値→50万円(50万円×100%)
5回戦を戦うときの期待値→50万円(0円×50%+100万円×50%)
→5回戦は戦っても戦わなくても同じ
この結果で面白いのはバトルの回数によって続けるべきかが違うところです。
1回戦はやるべきだけど、2回戦はどちらでもいい。
3,4回戦は損で5回戦はどちらでも。
つまり、3,4回戦に挑む人は確率的に損をしていることになります。
宝くじを買うようなものですよ。
まあラップスキル次第で勝率は上げられるので、パチンコくらいと言っておきましょうか。
さて、この結果を踏まえてムートンのことを思い出してみると、
そうなんです、彼はちょうど非効率になる直前の3回戦手前で降りています。
流石っすね。
TV露出によるプロモーション効果はある
ただ、長時間TVに出ることによるプロモーション効果はかなりあると思いますので、
それを踏まえると結局ほとんどのラッパーにとって「途中離脱はありえない」ということになるんですかね。
ラッパーはディス文化があるので、かっこ悪いようなマネはしたくないでしょうしね。
ちなみに、次のバトルに挑むのがちょうど同じ期待値にするには、50%の勝率だとしてどんどん2倍にする必要があります。
最初が10万だったら、次は20、40、80、160という感じです。
もしくは最高を100に据えて逆算すると、6.25、12.5、25、50、100万円ですね。
これはこれでキリが悪い!(笑)
ゲームの設定は難しいものですね。
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