
私はたまに落語を聞きに行くのですが、特に好きなのが立川志の輔です。
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立川志の輔って誰?
多分広範囲に顔が知れているのが、「ためしてガッテン」の司会だと思うのですが、
実はこの御方は超大人気落語家なんです。

落語になるとこんな感じになります。
こっちの方がカッコイイですよね。

私が思う志の輔の一番すごいところは、人情味あふれる表現で笑わせることもでき、
また、噺(はなし)によっては泣かせることもできるという点です。
噺というのは落語の一つひとつの演目のことですね。
「徂徠豆腐」がオススメ
私が一番好きな噺は「徂徠豆腐(そらいどうふ)」というもので、
将軍の御用学者となった徂徠が困窮時代に豆腐屋に助けられ、今度は豆腐屋が火事になった際、その恩返しをするという噺です。
私が始めて志の輔を生で見たときの噺なのですが、もう笑いに笑った後、感動して泣いてしまいました。
落語で笑って泣いたのは生まれてこの方、その一度きりです。
ものすごい芸だと思います。
46分ととても長いですが、よければ聞いてみてくださいね!
古典と新作
落語には古典と新作があって、古典は昔ながらの噺で、新作は自分で作った噺です。
どちらもよさがあるのですが、この「徂徠豆腐」は古典です。
ただ、口調など時代に合わせてどんどん変わっていくのに加えて、
志の輔は古典であれど自分流にオチをアレンジしていきます。
それも見ものですね。
志の輔の落語を聴きたい!という方にはこちらがおすすめです。
夫婦の会話が面白おかしい「はんどたおる」や、ぐっと引き込まれる命のやり取りの「死神」、コミカルなお客さんの多い「みどりの窓口」が特におすすめですよ!
志の輔や、それ以外の噺家も含め、オススメはたくさんあるので、少しずつご紹介していければと思います。