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ポン・ジュノ監督のおすすめ作品が知りたい!
という方に向けて、書きました。
映画「パラサイト 半地下の家族」が大ヒットとなったポン・ジュノ監督
クスリと笑ってしまう場面からショックを与えるような展開まで多才な魅力を持つポン・ジュノ監督の作品は魅力でいっぱいです。
今回は、そんなポン・ジュノ の作品をあまり観たことがない初心者向けに、ポン・ジュノ おすすめランキングTOP10をお伝えします。
ランキング作成方法については、より一般的になるよう「ポン・ジュノ ランキング」で調べて出てくる10サイトのTOP10を集計しました。
各サイトで1位の作品に10Pt、2位は9Pt、…、10位は1Ptとポイントを付与し、合計ポイントの多い順にランキング化しています。(詳細は後述)
ポン・ジュノ おすすめランキング|10位(7Pt)『南極日誌』(2005年)
南極で最もたどり着くのが困難な「到達不能点」を目指す6人の探検隊。彼らは、80年前に同じ地点に向かったイギリス探検隊の日誌を発見する。その後、カリスマ隊長による、やや無謀な計画もあってか、ひとり、またひとりと犠牲者が出る。
冒頭の映像から、何者かが隊を見つめているような予感が漂い、つねに怪しげな空気が充満。時折、ショッキングなシーンも挟まれる本作は、過酷な冒険を通したサスペンスホラーのようだが、中盤からは、生き残ったメンバーの人間ドラマとしての様相が濃厚になる。隊長役、ソン・ガンホの鬼気迫る演技も手伝って、極限状態に置かれた人間の行動が、狂気と言えるほど激しく描かれるのだ。ラストシーンもかなり不可解で、観終わった後も、さまざまな解釈が頭を駆け巡るだろう。ひとつだけ伝わるのは、「地球上には、人間が踏み込んでいけない世界がある」ということか。撮影はニュージーランドで行われ、恐ろしいまでに美しい銀世界が見どころになっている。(斉藤博昭)
- 南極を舞台にした映画は、世界中でも数少ない
- 本作はその異色さのうえに、さらにジャンルを特定できない不可思議な物語、という韓国映画
- 南極到達不能点を目指す6人の探検隊員が遭遇する極限状態の狂気を描いたサスペンス
出演: ソン・ガンホ, ユ・ジテ, カン・ヘジョン, パク・ヒスン, キム・ギョンイク
監督: イム・ピルソン
ポン・ジュノ おすすめランキング|9位(14Pt)『TOKYO!』(2008年)
★ミシェル・ゴンドリー監督・脚本 / 「インテリア・デザイン」
<キャスト>
藤谷文子、加瀬亮、伊藤歩、大森南朋、妻夫木聡、でんでん
<シノプシス>
とある地方から恋人とともに上京してきた女性。映画作家を目指す彼について東京へやってきたが、自分自身の目的のなさを実感する。
「なぜ私はここにいるのだろう……?」ある日、彼女は体の異変に気づいた。肋骨の一部が木になってきているのだ!
★レオス・カラックス監督・脚本 / 「メルド」
<キャスト>
ドゥニ・ラヴァン、ジャン=フランソワ・バルメール、石橋蓮司、北見敏之、嶋田久作
<シノプシス>
東京に戦慄が走る!不可解な人物が下水溝から神出鬼没に現れるのだ!言葉も通じず、存在自体が異様。メルドと呼ばれるこの男は、繁華街で事件を起こし逮捕される。裁判で不条理な発言を繰り返す男に市民の声は賛否両論に分かれる。男の存在を認めるやいなや…判決が下されようとしている。
★ポン・ジュノ監督・脚本 / 「シェイキング東京」
<キャスト>
香川照之、蒼井優、竹中直人、荒川良々、山本浩司、松重 豊 他
<シノプシス>
10 年間引きこもりを続ける男。ある日、彼はピザ配達の女性に恋をしてしまう。勇気を振り絞って、彼女に会いに行こうと外に出ると、東京中が引きこもりになっていた!恋した彼女もまた家に引きこもってしまったのだ!彼女を見つけだす男。その刹那、地震が都市を揺らし始める……。
- ミシェル・ゴンドリー×レオス・カラックス×ポン・ジュノ。新作を発表するごとに、その作品が世界中の注目を集め、つねに新しい映像表現に挑んできた3人の鬼才が、東京を舞台に撮りあげる
ポン・ジュノ おすすめランキング|8位(22Pt)『オクジャ/okja』(2017年)
※Netlifx限定配信
多国籍企業が未来の食肉用家畜として世界の農場で育てさせた、巨大なカバのような姿のスーパーピッグ。韓国の山奥で10年育てられたメスの個体「オクジャ」は巨大に成長し、アメリカへと運ばれることになる。
共に成長してきた心優しい巨大生物と一人の少女。田舎で平和に暮らしていた彼らが、現代社会の科学倫理と動物愛護主義、企業欲の醜い争いの渦に巻き込まれていく。
- ポン・ジュノ監督の才能が、過激な表現をすることが可能なNetflixオリジナル映画という舞台で、いままで以上に発揮されている
- 説得力のあるアクション演出で荒唐無稽な展開にリアリティーを与えている
- 食肉産業界で繰り返される凄惨(せいさん)な行為を描く場面
出演:ティルダ・スウィントン、ジェイク・ギレンホール、アン・ソヒョン
ポン・ジュノ おすすめランキング|7位(32Pt)『海にかかる霧』(2014年)
あの日、海の上で起こったことは、誰にも話してはならない。
不況下にあえぐ漁村。今日もチョンジン号は、一発逆転の大漁を夢見て沖に出たが叶わない。
追い詰められた船長のチョルジュは、中国からの密航者を乗船させるという闇ルートの仕事を引き受けてしまう。
沖合で密航船と合流し、密航者たちをチョンジン号に乗り換えさせて陸へ運ぶ―簡単に見えた計画は、
海上警察の捜査や突然の天候悪化に阻まれ、思いもよらぬ事態に陥って行く。
海に霧がかかる時、大漁を夢見ていた船員たちの運命の歯車が狂い始める…。
-
- ポン・ジュノ製作×シム・ソンボ監督×パク・ユチョン映画デュー作!
- 2001年に実際に起こった「テチョン号事件」を元にした舞台「海霧(ヘム)」を実写映画化
出演:キム・ユンソク, パク・ユチョン, ハン・イェリ
ポン・ジュノ おすすめランキング|6位(37Pt)『ほえる犬は噛まない』(2000年)
デビュー作『美術館の隣の動物園』で注目を浴びたイ・ソンジュ主演の異色コメディ。郊外にあるペット禁止のマンションで、連続小犬失踪事件が発生。そんな事件を巡り、さまざまな個性のキャラクターたちが、奇妙な日常を創り出す新感覚の韓国映画。
- ボン・ジュノ監督の処女作
- 閑静なマンション団地で仔犬の連続失踪事件が起こる
- 個性豊かなキャラクター達のジャンルに納まらない新感覚の作品
出演:ペ・ドゥナ, イ・ソンジェ
ポン・ジュノ おすすめランキング|5位(54Pt)『パラサイト 半地下の家族』(2019年)
キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく……。
- 「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」「スノーピアサー」の監督ポン・ジュノと主演ソン・ガンホが4度目のタッグを組み、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールを受賞した作品
- 第92回アカデミー賞でも外国語映画として史上初となる作品賞を受賞したほか、監督賞、脚本、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)の4部門に輝くなど世界的に注目を集めた
- コミカルに、スリリングに、そして恐ろしく“格差”を視覚化した世界熱狂の快作
出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジュン、チェ・ウシク
ポン・ジュノ おすすめランキング|4位(57Pt)『スノーピアサー』(2013年)
2014年、人類は突如として絶滅の危機を迎えた。地球温暖化を食い止めるために散布された冷却物質は地球に氷河期をもたらし、永久機関を持つ列車「スノーピアサー」に乗り込んだ人々だけが生き残りに成功する。それから17年後。「スノーピアサー」の前・後車両で貧富が二極化し、貧困層は富裕層によって過酷な支配を受けていた…。
- 人類の存亡と未来をかけたノンストップSFアクション
- 「氷河を疾走する全長500m超の列車が全人類唯一の生存空間」破天荒な設定にリアリティを吹き込む破格のスケールと映像美
- 米仏を横断する初のインターナショナル作品
出演:クリス・エヴァンス, ソン・ガンホ, ジョン・ハート, エド・ハリス
ポン・ジュノ おすすめランキング|3位(69Pt)『グエムル-漢江の怪物-』(2006年)
ソウルの中心を南北に分けて流れる雄大な河、漢江(ハンガン)。休日を、河岸でくつろいで過ごす人々が集まっていたある日、
突然正体不明の巨大怪物<グエムル>が現れた!
河川敷の売店で店番をしていたカンドゥの目の前で、次々と人が襲われていく。気付いた時には遅かった!カンドゥの愛娘、中学
生のヒョンソがグエムルにさらわれたのだ!
さらに、カンドゥの父ヒボン、弟ナミル、妹ナムジュのパク一家4人は、グエムルが保有するウィルスに感染していると疑われ政
府に隔離されてしまう。
しかし、カンドゥは携帯電話にヒョンソからの着信を受け、家族と共に病院を脱出、漢江へと向かう。
果たして彼らはヒョンソを救えるのか?
そしてグエムルを倒すことはできるのか!?
- 世界が震撼した怪物<モンスター>パニック! 韓国歴代動員記録1位! (12,300,000人突破!)
- ブラックなネタで笑わせる場面がポイント
- クリーチャー・デザインには「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのWETA社など世界最先端のスタジオが参加
出演:ソン・ガンホ, ピョン・ヒョボン, パク・ヘイル, ペ・ドゥナ, コ・アソン
ポン・ジュノ おすすめランキング|2位(70Pt)『母なる証明』(2009年)
漢方薬店で働きながら一人息子のトジュン(ウォンビン)を育て上げた母(キム・ヘジャ)。二人は貧しいながらも、母ひとり子ひとりで懸命に生きてきた。息子は、内気だが朗らかな純粋な青年であった。ある日、二人が住む静かな街で凄惨な殺人事件が起きる。一人の女子高生が無惨な姿で発見されたのだ。事件の第一容疑者として、トジュンの身柄が拘束された。彼の無実を証明するものは何もない中、事件の解決を急ぎ警察は形ばかりの捜査を行い、トジュンの逮捕に踏み切ろうと画策する。一方、弁護人はやる気もなく、有罪判決は避けられないように見えた。無実を信じる母親はついに自ら立ち上がり、息子の疑惑を晴らすため、たった一人で真犯人を追って走り出す。
- 兵役のため活動を休止していたウォンビン、5年ぶりとなる待望の復帰作!
- ポン・ジュノ監督作品の中でも飛び抜けて高い芸術性
- すべて忘れてしまいたい。狂ったように踊り狂う母親の姿は「母の愛」と呼ぶにはあまりに闇が深く、恐ろしい
出演:キム・ヘジャ, ウォンビン, チン・グ, ユン・ジェムン, チョン・ミソン
ポン・ジュノ おすすめランキング|1位(84Pt)『殺人の追憶』(2003年)
- 1986年、ソウル近郊の農村で若い女性の裸死体が発見される。その後も同一犯と思われる殺人が何度も起こり、地元刑事とソウル市警から派遣された刑事二人がこの難事件に挑む。
- 華城連続殺人事件(1986~1991)という未解決事件をモチーフにしたフィクション
- 犯人は誰なのか、正解は謎に包まれる掟破りのラスト
出演:ソン・ガンホ, キム・サンギョン, パク・ヘイル
ポン・ジュノ おすすめランキング1位~12位まとめ
以下に、参考までにTOP10ランキング作成時に作ったランキング表を掲載しておきます。
タイトルのリンクはAmazonの各作品ページにつながっています。(オクジャ以外)
順位 | 作品名 | ポイント | 公開年 |
1位 | 殺人の追憶 | 84 | 2003 |
2位 | 母なる証明 | 70 | 2009 |
3位 | グエムル-漢江の怪物- | 69 | 2006 |
4位 | スノーピアサー | 57 | 2013 |
5位 | パラサイト 半地下の家族 | 54 | 2019 |
6位 | ほえる犬は噛まない | 37 | 2000 |
7位 | 海にかかる霧 | 32 | 2014 |
8位 | オクジャ/okja | 22 | 2017 |
9位 | TOKYO! | 14 | 2008 |
10位 | 南極日誌 | 7 | 2005 |
11位 | 三人三色 | 5 | 2004 |
12位 | 3.11 A Sense of Home Films | 3 | 2011 |
それにしても、10位までの10作品のうち5作品にソン・ガンホが出演しているとは盟友ですね!
ポン・ジュノ おすすめランキング作成方法
今回のランキング作成にあたって、下記の方法をとりました。
- Googleをシークレットモードで開く(検索結果の個人差をなくすため)
- 「ポン・ジュノ ランキング」と検索して出てきたTOP10サイトを抽出(2020年3月30日時点)
※ランキング形式のサイトのみ抽出 - 各サイトで紹介されている作品に対して、「1位10ポイント、2位9ポイント、…、10位1ポイント、11位以降0ポイント」とポイント化
※サイトによってランキングで同率○位という場合は、発行年が新しい作品を上の順位としました - 10サイト×10作品のデータを全て合計し、ポイントの高い順にランキング作成
こちらの手法をとった理由は以下の通りです。
- おすすめする理由は人によって変わってしまうため、主観的な要素をなくしたかった
- 興行収入ランキングも検討したが、これは悪く言えば「ただ売れただけ」や「昔の作品だから積み上げがあって有利」などの要素に阻害されるため採用しなかった
- ファンなどによるランキング投票結果を採用することも検討したが、投票が古いことが多かったため、最新ランキングとは言えなかった
- 他のサイトとは異なる新規性を持ちつつ、定番の王道性を担保したかった
結果として、ど定番の作品ばかりになりましたので、納得のランキングです!
ちなみに検索結果TOP10サイトの順位を集計する前の一覧表はこちらです。
人気のクリストファー・ノーラン監督もランキングを作成していますので、要チェックです!
なお、作家では東野圭吾、伊坂幸太郎、湊かなえ、池井戸潤、宮部みゆき、村上春樹、星新一、有川浩でも同様のランキングを作成していますので、よければご覧ください!